ギリシャの主要政党代表は16日、選挙管理内閣発足に向けた協議を行う。党首らは1000GMT(日本時間午後7時)にパプリアス大統領と会談する。選挙管理内閣の陣容については明らかになっていない。
反緊縮を掲げて、総選挙で第2党に躍り出た急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首は「皆さんの希望、期待を裏切らないという決定をした。過去の勢力を葬り去るときだ」と強気の姿勢を示している。
総選挙後の世論調査では急進左派連合が支持率トップに立っている。
再選挙が実施されても、議会の対立が続く構図は解消されない見通し。また緊縮財政反対を唱える政党が勢力を増すとみられており、新政権が支援合意を拒否する可能性が高まってい
ギリシャは15日、組閣に向けた連立協議を断念、再選挙実施を決定した。6月の再選挙では、欧州連合(EU)の支援条件に反対する左派が勝利する可能性が高く、ユーロ圏危機が一段と深刻になるとの見方から市場は大荒れとなった。
ユーロは1ユーロ=1.28ドルを割り込み、欧米の株式市場も下落。国債市場ではスペインとイタリア国債の利回りが危険水域とされる6%を突破。安全な投資先を求めるマネーは独連邦債に向かった。
6日の総選挙では過半数を獲得した政党がなく、第1党から第3党まで各政党が連立工作を試みたがいずれも失敗。その後、パプリアス大統領の仲介で、挙国一致内閣樹立に向けたぎりぎりの調整が続いていた。
ギリシャのユーロ離脱リスクで市場大荒れ、再選挙決定受け
ギリシャは15日、組閣に向けた9日間に及ぶ連立協議を断念し、再選挙の実施を決定した。これによりギリシャが財政破たんへと追い込まれ、ユーロを離脱するリスクが高まった。
大幅な歳出削減や賃金・年金のカットを条件とする国際支援をめぐり、支持派と反対派の対立は深く、大統領官邸でこの日行われた最後の協議もわずか2時間程度で終了した。
その後、パプリアス大統領の報道官が再選挙の実施を表明した。選挙は6月半ばに実施される見通しで、16日に選挙管理内閣が発足するとしている。
全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首は協議後、記者団に対し「この地点まで来るべきではなかった」とし、「悪い方ではなく良い方に向かおう」と述べた。
ギリシャ再選挙へ、財政破たん・ユーロ離脱リスク高まる
Next